「環境」でつながる「農業」と 「健康」にコミットし “サスティナブル”な未来を創造する

公益財団法人 農業・環境・健康研究所

公益財団法人 農業・環境・健康研究所

私たちは、国内の環境保全や国民の健康増進に寄与するために、化学合成された農薬や肥料に依存しない自然農法や有機農法などの持続可能な農業の普及拡大に取り組んでいます。
また、「農業」と「健康」は「環境」というキーワードでつながっているとの認識のもと、農業と医療の連携によって社会の抱える様々な課題への対応が可能だと考え、そこに注力していくことで永続性のある未来を作ることができると信じています。
そこで、持続可能な「農業」、持続可能な農業の「環境」保全に与える影響、持続可能な農業を通した「健康」増進に関する研究を行っています。
広大な敷地のなかで、全国から品種を集め、自然農法に適した水稲品種の育成や、1996年から始めた自然農法と慣行農法による連作の比較試験などを行い、研究開発・調査研究に活用しています。
また、持続可能な農法での農業の担い手を育成するため、自然農法大学校において教育を行っています。実習圃場で1年をかけて専門知識・技術を学ぶことができる大学校では、社会人コースも新設されました。
他にも自然農法の作物を使った加工品の開発、福祉と農業を結ぶ活動など、幅広い方法で持続可能な農業を普及するための活動を行っています。

SDGs

農産物生産

検査分析

加工製造

研究開発

技術相談

一般会員

自然農法に適した水稲品種の育成

新品種「くまみのり」の特徴

区画ごとに農法を変えて連作の比較試験を実施

連作の比較試験による研究成果の一例

自然農法大学校生徒による田植え実習の様子

AOIフォーラムで
やりたいこと

作物を育てる主体は、肥料ではなく土壌そのものであると考えています。 

そのため土壌に関する、より科学的な分析を行い、現代の課題を根本から解決するため、土壌の力を引き出して生産力を上げる農法を見つけ出したいです。 

また、私たちは化学肥料を使った育て方に適した品種が多い中で、自然農法での栽培に適した米の育成を行い、品種「くまみのり」を生み出しました。また「くまみのり」を食べることでアトピー性皮膚炎の症状が緩和された事例もあり、その証左についても検討しています。このような農業と健康を繋ぐ研究についてもより一層進めていきたいです。 

こんな方を探しています

研究開発・調査研究を一緒に行っていただける方 

②主に静岡県東部において、自然農法を使った加工品の流通・販売にお力添えいただける方 

自然農法で栽培した米粉を使ったシフォンケーキなどの焼き菓子や自然農法で栽培したナスを使ったジャムなどの製品開発をしています。こういった自然農法だからこそできる加工品の製造を進め、消費者が農業の課題を知り、自然農法に興味を持ち、将来的に消費者が自然農法の生産物を選んで買っていただけるようになることが、持続可能な農業の推進に繋がると考えています。 

コーディネーターからのコメント

自然農法や有機農法などの持続可能な農業に1975年から取り組み、大仁農場(1982年開設)においては研究・実証展示だけでなく自然農法大学校も開校し、新規就農者の育成も行っておられます。静岡県や伊豆の国市等日本国内だけでなく、国際的にも自然農法の普及活動の取り組みを広げておられます。大仁農場は、山に囲まれたのどかな田園地帯であり、四季の花々が咲く美しい場所でもあります。自然農法から生まれたお米や野菜の加工製品の開発にも精力的に取り組んでいらっしゃいます。 

コーディネーター

矢野 千代子

基本情報

会社名   公益財団法人 農業・環境・健康研究所 

所在地   本部事務所 静岡県伊豆の国市浮橋1601-1 

所在地2    大仁研究農場・自然農法大学校 静岡県伊豆の国市浮橋1606-2 

設立    1975 

TEL   0558-79-1111(本部事業所)

FAX   0558-79-0216(本部事業所)

URL   https://iame.or.jp/

Contact

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